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問い合わせ先
長門川水道企業団
TEL 0476-33-7718
FAX 0476-80-0760
休日・夜間(前新田浄水場)
TEL 0476-95-4309
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あ 行 | アオコ | 富栄養化が進行した湖沼で、藍藻とよばれる種類の植物プランクトンが水面に浮き上がり、青〜緑色のペンキを流したような状態になることをアオコといいます。 | |||
アルカリ度 | 水中に含まれている炭酸水素塩、水酸化物及び炭酸塩などを中和するのに必要な酸の量に相当するアルカリ量を炭酸カルシウム(CaCO3)のmg/lで表したもので、酸消費量ともいう。浄水処理用薬品の注入によるpH値の変化を緩衝し、凝集に適切なpH値を維持するためには、一般的にアルカリ度として20mg/l程度が必要とされる。 | ||||
アンモニア性窒素 | 水中のアンモニウムイオン(NH4+)に含まれる窒素のことで、アンモニア態窒素とも呼ぶ。下水やし尿、工場排水などでタンパク質や有機化合物が腐敗、分解することで発生します。水質の汚染を示す指標になっています。 | ||||
異常気象 | 平均気温や降水量が過去30年(気象庁)ないし25年(世界気象機関)の気候に対して著しい偏りがみられる天候をいいます。 | ||||
一日最大給水量 | 年間の一日給水量の内最大のものです。浄水場の施設能力を決めるにあたっての指標となります。 | ||||
一日平均給水量 | 年間総給水量を年日数で除したものです。 | ||||
印旛郡市広域市町村圏事務組合水道企業部(印広水) | 印旛郡市の市町村が共同で設立した一部事務組合で特別養護老人ホーム「よしきり」の運営等を行なっています。水道企業部は各市町村へ水道水を供給するため昭和56年度に設立され用水の供給をしています。「成田市」、「佐倉市」、「四街道市」、「八街市」、「印西市」、「富里市」、「白井市」、「栄町」、「酒々井町」、「印旛村」、「本埜村」の11市町村をいいます。このうち「栄町」と「本埜村」は長門川水道企業団が受水しています。 -昭和56年の設立当時は、「成田市」、「佐倉市」、「四街道町」、「八街町」、「印西町」、「富里村」、「白井町」、「栄町」、「酒々井町」、「印旛村」、「本埜村」の2市6町3村でした。- |
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印旛沼干拓事業(別表1参照)PDF | 昭和21年、戦後の食糧難と引揚者の失業対策等の解決のため、農林省が始めた事業。 | ||||
ESCO事業 -Energy Service Company- |
1970年代に米国で始まり、1990年代後半に我が国に導入されたESCO事業は、省エネルギーに係わる一連の業務を一括して請け負うことや、計画した省エネ効果が出なかった場合は、回収できなかった省エネ相当分を顧客に保証する義務を負うことなどを特徴としたビジネスです。 環境を損なわず、資金が無くても省エネができるESCO事業のニーズは益々増加してきており、民間企業ばかりでなく多くの自治体、国立大学や研究機関などの国の施設でもESCO事業が導入されています。 |
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オゾン | 酸素原子が3つ合わさって出来た分子で、酸素の同素体。乾いた酸素ガス中で無声放電を行わせるとオゾンが発生する。酸化力が強く、殺菌・消毒・漂白などに使用しています。気体では目や呼吸器を刺激しますので注意が必要です。 | ||||
温室効果ガス | 地球に降り注ぐ太陽の熱(主に赤外線)を、宇宙へ逃がさずに地表に留める効果のあるガスのことです。地球温暖化の一因とされていますが、ガスが存在しなければ地表は−18℃になるといわれています。ガスが存在することで平均気温が15℃程度になっています。ここ50年ほどで、ガスが急激に増大し、地球が処理できるガスの量(CO2換算で約30億トン)の倍以上(約72億トン)のガスが吐き出されています。 ガスには二酸化炭素(CO2)、メタン、一酸化二窒素等があります。 |
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か 行 | カビ臭物質 | 植物プランクトンのアナベナ属やフォルミディウム属などの藍藻類や放線菌が産生する臭気物質のジェオスミンと2−MIB。かびくさい臭いがします。 | |||
過マンガン酸カリウム消費量 | 水中に有機物の量がどれくらいあるかを示したものです。過マンガン酸カリウム消費量の数値が大きいほど、水中に存在する有機物の量は多いことを示します。 | ||||
簡易水道 | 給水人口が101人から5,000人である水道のことです。 | ||||
給水管 | 配水管から分岐した各家庭への引き込み管です。 | ||||
給水原価 | 供給原価ともいう。有収水量1m3当たりについて、どれだけの費用がかかっているかを表すものです。
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給水収益 | 水道の使用量に応じて使用者から頂く水道料金で、収入の大部分を占める。 | ||||
急速ろ過 | 浄水処理方式の一つです。急速ろ過は、ろ過する速度が速く、前新田浄水場では1日約120mの早さでろ層に水を通過させ、濁りを取り除きます。この方法は原水が急に濁った場合でも容易に対応でき、施設の面積を少なくすることが出来ます。 | ||||
供給単価 | 給水単価ともいう。有収水量1m3当たりについて、どれだけの収益を得ているかを表すもので、次式により算出する。
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業務指標(PI) -Performance Indicator- |
水道事業の施設整備状況や経営状況等を客観的な数値で評価するものであり、「水道事業ガイドライン」に示されています。 「安心」、「安定」、「持続」、「環境」、「管理」、「国際」の6つの分野に分類された137項目の指標で構成されており、これらを算定して他の水道事業体と比較したり、経年的な推移を見たりすることにより、水道事業の状況を把握することが出来ます。 |
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京都議定書 | 先進国等の温室効果ガス排出の削減目的を定めたもので、平成9年(1997年)12月に京都で採択されました。削減対象として、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、ハイドロフルカーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化硫黄の6種類があります。 | ||||
緊急遮断弁 | 地震などの災害時等に水道管が破損したときなど、流量の異常を感知して自動的に閉まる弁のことです。この弁を閉めることにより、配水塔からの水の流出を防ぎ、緊急用の水を確保します。 | ||||
クリプトスポリジウム | 牛や人の腸に感染する単細胞の寄生虫です。夏期に感染することが多く、感染すると激しい下痢を起こします。 | ||||
県内水道経営検討委員会 | 県内水道経営検討委員会が、千葉県の水道事業のあり方を検討して、平成19年2月に県知事に提言しました。県内の事業体の統合、広域化を推進し、最終的に県内一事業体化を目指すものです。 | ||||
高度浄水処理 (オゾン+粒状活性炭) |
オゾンの酸化力により異臭味物質を酸化分解します。これを粒状活性炭の吸着力によって、臭いのないおいしい水にします。平成19年(2007年)2月からは生物活性炭に変更しました。 | ||||
さ 行 | 雑排水 | 家庭からでる生活排水のうち、し尿を除いた排水のことで、台所、洗濯、風呂などから出る排水のことをいいます。 | |||
残留塩素 | 細菌による汚染に対応するため、塩素による消毒が義務づけられていて、蛇口から出る水には、残留塩素(0.1mg/l以上)が含まれていなければなりません。 | ||||
ジアルジア | 世界中に分布する原虫で口から摂取すると、下痢、吐き気の原因になる。通常の塩素消毒では、完全に死滅しない。 | ||||
COD (化学的酸素要求量) |
水の中の有機物を化学的に分解する時に必要とする酸化剤の量を、酸素の量に換算したものをいいます。湖沼や海域の有機性汚濁の指標となります。 | ||||
ジェオスミン | -2-MIBの項参照- | ||||
上水道事業 | 人の飲用に用いる水のことを上水といい、上水道事業は給水人口が5,001人以上の水道事業をいいます。水源としては河川・湖沼などの地表水や井戸水・泉などの地下水を用います。企業団では、長門川の表流水を取水しています。→簡易水道 | ||||
水道事業ガイドライン | 水道のサービス水準の向上を目的として、水道施設の整備状況や経営状況など水道事業の状況を分かりやすく評価するため、(社)日本水道協会が平成17年(2005年)1月に規格として制定したものです。 水道事業の評価は、「安心」、「安定」、「持続」、「環境」、「管理」、「国際」の6つの分野に分類された「業務指標(PI)」を用いて行ないます。 |
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生態系 | 川、沼、水田、山林など、あるまとまりを持った自然環境と、そこに生息するすべての生物で構成される空間のことをいいます。 | ||||
生物活性炭処理 -高度浄水処理の項参照- |
主に微生物の働きにより水中に含まれる各種物質を除去する処理方式で、当企業団では平成19年(2007年)2月からこの方式に変更して処理をしています。有機物、アンモニア性窒素、鉄、マンガン等の除去に有効です。 | ||||
石綿セメント管 | 安価で手軽なことから昭和40年代まで、多くの水道事業体が配水管等に使用しました。石綿の粉塵が肺等に入った場合の発ガン性が問題となり、国庫補助事業として指定されました。企業団では、平成10年度から石綿管の布設替工事を実施中です。 | ||||
全窒素・全リン | 水中に含まれる窒素化合物、またはリン化合物の総量のことをいいます。多量の窒素・リンを含む水(家庭排水、工場排水等)が印旛沼に流れ込むと、それが栄養源となって植物プランクトンの増殖を招き、その結果、印旛沼の水質悪化につながります。 | ||||
送水管 | 浄水場から配水池まで浄水を送る水道管のことです。 | ||||
藻類 | 主に水中や湿地に生育し、体内に葉緑素などの色素を持ち、独立栄養を営む植物のことです。植物プランクトンや海藻類も含まれます。 | ||||
た 行 | 第三者委託 | 平成14年(2002年)の水道法改正で水道事業を第三者(民間)へ包括的に委託することができるようになりました。 | |||
耐震管 | 地震に強い水道管のことで、企業団では、ダクタイル鋳鉄管(耐震継ぎ手を使用したもの)、鋼管、ポリエチレン管を使用しています。 | ||||
千葉県水道災害相互応援協定 | 地震等の災害により水道施設に被害を受けた場合に他の水道事業体が応援復旧をするための協定で、毎年災害を想定した訓練を実施している。 | ||||
貯水槽(受水槽) | 3階以上の建物や配水圧力の不足している建物及び学校、病院、工場などは水道水を一旦受水槽へ貯めて、そこからポンプで給水したり、高架水槽へ送ったりしています。このような施設を総称して貯水槽水道といっています。 10m3以下の貯水槽は小規模貯水槽水道といい、企業団の給水条例により管理基準が規定されています。10m3を超えるものは水道法の基準となります。 |
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DIP -Ductile Iron Pipe- | ダクタイル鋳鉄管ともいい、ダクタイルは、延性のある、強靱なという意味があります。1948年にそれまでの2倍以上の強度と高靱性を持った鋳鉄が開発され、ダクタイル鋳鉄とよばれました。その後これを素材とする鉄管が開発されダクタイル鉄管となりました。 | ||||
DBO契約 -Design Build Operate- |
資金調達を除く、設計、建設、運営まで一括して民間企業が行なう方式です。水道事業体としては、全国で初めての契約となりました。 | ||||
天日乾燥床 | 取水した川の水(原水)を飲み水にする過程で取り除かれた汚泥の脱水、乾燥を自然の作用を利用して行うもので、上澄水の排除と濾過により汚泥の含水率を下げた後、太陽熱や風により水分を蒸発させ、乾燥させる施設。 企業団では、ここで出来た汚泥の有効利用について研究している。 |
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トリハロメタン | トリハロメタンは、メタンを構成する4つの水素原子の内の3つが塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンに置換された有機化合物です。 水質基準では、その中でクロロホルム,ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4物質を対象としています。これら4物質の各濃度の合計を総トリハロメタンとしています。 浄水処理過程において原水中の有機物、特にフミン質などのトリハロメタン前駆物質が分解・塩素と化合して生成する消毒副生成物の一種です。 |
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トリハロメタン生成能 | その水が潜在的にどれくらいの量のトリハロメタンを生成するかを示したものです。数値が高いほどフミン質などの有機物が多く、浄水処理過程で生成されるトリハロメタンの量が多くなります。 | ||||
な 行 | 鉛給水管 | 道路に埋設されている配水管から分岐して宅内に取出すための管で、他に塩化ビニール管、ポリエチレン管などがある。平成14(2002年)年から鉛の水質基準値が0.1から0.05mg/l と大幅に強化されました。 また平成16年度に公表された水道ビジョンでは、鉛給水管の総延長を5年で半減し、早くなくすこととされています。 |
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奈良俣ダム | 昭和49年基本計画決定、昭和53年7月11日に実施計画が認可され平成2年に概成、翌年から管理が始まり、平成10年度に完成しました。総事業費は1,352.6億円、型式ロックフィルダム、堤高158m、総貯水量は9千万m3、洪水調節容量は1億3千万m3あり利根川水系では矢木沢ダムに次ぐ大きさです。企業団では毎秒0.1m3の水利権を取得しています。 | ||||
2-MIB -メチルイソボルネオール- |
ジェオスミンと共に湖沼等で富栄養化現象に伴い発生するある種の植物プランクトン(藍藻類:らんそうるい)や特定の微生物により産生される異臭物質です。水道水にごく微量含まれていてもカビや墨汁のような不快な臭気をつけることから、水道水の水質基準として設定されています。 | ||||
(社)日本水道協会 | 昭和7年(1932年)に設立された公益法人で、水道事業の経営や水道の技術及び水質問題等についての調査研究や水道用品の検査、給水器具の品質保証を行なう機関です。 | ||||
は 行 | 配水管 | 各地域に水道水を配る目的で、道路などに埋められている水道管のことです。 | |||
排水機場 | 本川のほうが支川より水位が高い場合に、洪水を逆流させずに、強制的に水位の高い本川に排水する施設(印旛排水機場)のことをいいます。ポンプ施設と水の逆流を防ぐ水門等の設備からなります。 | ||||
PAC (ポリ塩化アルミニウム) |
浄水処理の過程で使用します。原水中の汚れを集めて(フロック)沈ませる働きをします。 | ||||
パブリックコメント | 行政機関による規則等の制定改廃にあたり、原案を公表して、事前に国民から意見や情報提供を求める制度。 | ||||
PI | -業務指標の項参照- | ||||
BOD (生物化学的酸素要求量) |
水中の微生物が汚れの原因である有機物を分解するのにどれくらいの酸素が使われたかを示したものです。有機物による水の汚れを示す指標となっています。有機物の量が多くなれば微生物が有機物を分解するのに必要な酸素も多くなります。つまりBODが高いと、有機物が多く含まれる汚れた水ということになります。 | ||||
フロック | 凝集剤を注入することで、水中内の濁質が変化し直径数mmの粒子塊になる。水分を多量に含み、フワフワしていて綿毛に似ているのでフロックと呼ばれる。これが沈降して水が澄んでくる。 | ||||
pH (水素イオン濃度指数) |
水(溶液)の酸性、アルカリ性の強さを示すもので、pH7が中性、これより小さくなるほど酸性、大きくなるほどアルカリ性が強くなる。 | ||||
ま 行 | 水資源機構 (旧水資源開発公団) |
産業の発展、人口増加により不足する水の供給を確保するため昭和36年(1961年)に水資源開発促進法が公布され、これに基づいて水源の保全や水資源の総合的な開発利用の合理化促進を図るために組織されました。平成14年度に独立行政法人水資源機構法が制定され、翌年度に独立行政法人水資源機構に変更されました。企業団が取得している水利権は、同機構が建設管理している奈良俣ダムのものです。 | |||
や 行 | 有収水量 | 年間の料金徴収の対象となった水量をいいます。 | |||
用水供給事業 | 末端の水道事業者に対して水道用水を供給するもので、印広水等がこれにあたります。 | ||||
ら 行 | 流域 | 雨水がひとつの川に集まってくる範囲をさします。山の稜線(尾根)が流域界となります。道路・交通が発達する以前は、流域単位で生活・文化が発達してきました。 | |||
粒状活性炭 | 炭素系物質からなる吸着剤の一種で、比表面積が500〜1,500m2/g、細孔半径1〜100nm程度の広い表面積と微細孔からなる多孔性構造を持っています。石炭、ヤシ殻、木材、石油コークスなどの炭素系物質を原料として炭化・賦活工程を経て製造され、その形状から粉末活性炭と粒状活性炭に分類されます。 企業団では、オゾン処理後の生物活性炭層に粒状活性炭を使用しています。 |
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流量 | 河川を流れる水量のこと、または、その水量の単位のことをいいます。 | ||||
わ 行 | Y.P | 江戸川の河口の平均潮位を基準(Y.P0m)とした高さのことをいいます。東京湾の平均潮位(T.P)より約84p低くなります。 |
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